2018年3月23日金曜日

手描きの原画をデジタルへ、可愛いは細部に宿る。



このblogの壁紙もそうですが、手描きの図案を好んで使用しています。
アナログとデジタルのハイブリッド、2Dと3Dのハイブリッド
そんなモノづくりをしております。

ワルツのデザインも、私が書いた楽譜をデジタル化して
着物の図案にしております。






この時、私は人生で初めて楽譜を書きました。
(音楽のお稽古をしたことがなかったので)
たまたまこの図案を描いている時だったか、描き終わった後だったかに
テレビで知り得たことなのですが、最近は楽譜もデジタル化されていて
パソコンのソフトがあるとのことでした。
パソコンで作成するのは時短で楽だけど
ただ絶妙な音符と音符の間合い?ピッチ?と言えばいいの?
間隔が均等になってしまうとかで(細かい調整は面倒という意味なのか?)
音の抑揚を楽譜で表現するのが難しいという意味合いのお話を知りました。

楽団の方々全員分を手書きするにはコストも時間もかかるので
だいたいはデジタルで作成した楽譜が多いとのこと。
拘っている奏者の方は、実費でも手書きをオーダーをされたり
自分で書き直したりして、カスタマイズされる方もいらっしゃるとか。

また、専用のペンがあることもこの時に知りました!!!

私は、自分なりに描きやすそうなペンを何種類か買ってきて
いろいろ試しに描いてみて仕上がったのがワルツです。
楽譜というより、絵として見ていただいた方が良いなと思っております♡

楽譜1つとっても、大変奥が深いものだなぁ〜と
しみじみ、そのテレビを見入ってしまいました。


このお話は、私が信念としている部分にも重なりまして
もちろんデジタルでいくらでも素敵なものは描けるし
(仕事でデジタルオンリーの制作だって沢山あります。むしろ多い。)
単純に時短になんて全くならないし、複雑な技術も必要だったりするし・・・
(ペンタブレットとか凄すぎて使いこなすの大変です!)
ただ描き手の温度みたいなもの?パーソナリティ的なもの?味?(タッチとか)は
やはり手描きの方が伝わりやすいのではないか?って思っているのです。
一期一会みたいなものも感じています。

作品にしろ、商業デザインにしろ、アナログを取り入れたら素敵になるのではないか?
と言う時、自分から手法の提案が出来る仕事だったりすると
時間がかかってもそれを選択することは、私の中では多いです。
手法に対する、好みもあるとは思うのですが♡

(フリーランス時代は、手描きのamuco.さんくらいの感じで
手描きのオーダーがとても多かったのも事実です。)


ワルツは、手描きとパソコンで描いた鍵盤が組み合わさった図案になっていて
MarMuの特徴的なデザインの構成です。
本来は、線と楕円で構成された音符だと思うのですが、私が手描きすることで
絶妙なアンバランスさや動き、均等でない図形になり
それが味だったり、特有の世界観に繋がっていると感じています。



間近で見てみると、はみ出したり、楕円が歪だったりしますが、それが味!可愛い!
そういった、他人には気がついて貰えないかもしれない細かい細かい拘りの塊で
可愛いものは構成されているのだと私は信じています♡

可愛いは細部に宿るのです!笑


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